港湾で体はどう変わった?|持病の腰と、40代の体力のリアル
「現場仕事で、体ってどう変わるんやろ」——港湾を考えとる人が気になるところやと思う。僕はデスクワークから港湾に来た人間やけど、正直に言うと、良くなった面と、きつい面の両方があった。体は元気になった。けど、もともと弱い腰は、やっぱりきつい。この記事は、そのへんを盛らずに、ほんまのところだけ書く。持病があっても現場で働けるんか、気になっとる人にも読んでほしい。
デスクワーク時代より、体は元気になった
まず、良かった面から。デスクワークをしよった頃より、港湾に来てからの方が、体は元気になったと思う。
パソコンの前に座りっぱなしやった頃は、なんというか、体がなまっとった。それが、現場に入ってある程度動くようになってから、体重は落ちたし、続けとるうちに体力もついてきた。毎日、船倉を上り下りして荷を扱うけんね。座り仕事が合わんかった僕には、体を動かす方がむしろ調子がええんよ。
あと、港湾の夏の記事にも書いたけど、暑い環境で働きよるけん、暑さにも相当強くなった。これは現場に来て変わったことのひとつやね。
でも、腰は元からの持病
いい面ばっかりやないんが正直なところ。僕はもともと腰椎分離症(ようついぶんりしょう)という持病がある。腰の骨の一部が分離してしまう症状で、要は、腰が元から弱いんよ。
やけん、港湾みたいに重い物を扱う仕事は、腰にはやっぱりきつい。ここは正直に書いとく。「現場で体が元気になった」と言いつつ、腰に関しては、ずっと付き合っていく弱点なんよね。
腰に一番きた作業|4トンを、人力で数センチ動かす
その腰に、いっちばんきた作業を紹介する。これがなかなか、想像しにくいと思うんやけど——
クレーンで吊ったフレコンバッグ(大きな袋に入った荷)を、下ろす。1個が約1トン、それが4つで合わせて約4トン。この重たいかたまりを、数センチだけ、人の手で押して位置を微調整するんよ。2〜3人、時には1人で押す。
で、押しすぎたら今度は逆に、フレコンバッグの上によじ登って、壁にお尻をつけて押し返して戻す。この微調整が、とにかく腰にきた。「うわ、腰くる〜」と思いながらやりよったよ。
クレーンで吊り下ろす荷は、据え付ける位置がシビアで、「ここやないとダメ」という場合がある。吊り下ろした位置が数センチずれただけで収まらんのよ。やけん、最後は人の手で押して、ピタッと合わせる。重い荷を人力で動かすんは、そういう理由なんよね。港湾に「地味やけどきつい作業」が多い理由は、港湾は地味な作業ほど怖いの記事にも書いとる。
年齢には勝てん|30代と40代で二度「落ちた」
もうひとつ、正直な話。年齢による体力の低下は、はっきり感じる。
僕の場合、30代で一度「体力が落ちたな」と実感した。そして35〜40歳ごろに、もう一度「また落ちた」と感じた。よう「おっさんになったな〜」って言うけど、あれは気持ちの問題やなくて、年齢による面が大きいと、体を張る現場におると分かる。
とはいえ、だからといって「40代は現場は無理」とも思わん。続けとったら体力はある程度ついてくるし、年齢の不安については40代・未経験で現場に転職できる?の記事にもまとめとる。年齢だけで決めんでもええ、というのが僕の実感よ。
腰が痛いときは、我慢せず病院
腰の持病がある僕がたどり着いた結論はシンプルで、「痛いときは、我流で耐えるより、病院に行くのが一番」ということ。
現場は、つい根性で乗り切ろうとしがちよ。けど、腰みたいな体の芯の部分は、無理して悪化させたら元も子もない。体のことは、素人判断で我慢せんこと。これは持病があるからこそ、強く言いたい。
それでも、続けたら体はついてくる
弱点の話もしたけど、まとめると——港湾で、体はちゃんと変わる。元気になったし、体力も暑さへの強さもついた。腰みたいに元からの弱点はきついけど、それも付き合い方しだいや。
現場系は、最初の2〜3年はしんどい。僕も最初は出来損ないやった。けど、続けとったら体力はつくし、体は現場に慣れてくる。そのへんの「認められるまで」の話は現場仕事で認められるまでの記事に書いとるけん、あわせてどうぞ。
体が資本の仕事やからこそ、良い面も、きつい面も、両方分かった上で選んでほしい。それがいちばん、後悔せん選び方やと思う。
よくある質問
港湾の仕事で、体はどう変わる?
腰が悪くても港湾で働ける?
40代だと体力的にきつい?
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