給料未払いになったらどうする?実際に食らった僕の体験と、取るべき対処

「今月、給料の支払いがちょっと遅れます」——この一言から、僕の勤め先は傾いていった。給料未払いは、ある日突然やなくて、じわじわ前ぶれがある。実際に食らった僕の体験と、そうなった時に取るべき対処を、公的な情報の出典つきで書く。

※ お金・法律の話なので先に断っておきます。制度の数字は記事末尾の出典にもとづいていますが、個別のケースは状況で変わります。実際の請求や手続きは、労働基準監督署や専門家に必ず相談してください。この記事は法的アドバイスではありません。

体験談|「ちょっと遅れます」から始まった

僕が以前おったIT系の会社で、それは起きた。最初は「今月、給料がちょっと遅れるんですけど」という言葉から。ある日いきなりゼロ、やない。じわじわと、予兆があるんよ。

正直に言うと、その時の僕は実家におったけん、何とか耐えられた。でも、もし一人暮らしで家賃を払いよったら、たぶん詰んどった。給料未払いは、生活の余力がない人ほど、直撃する。これは身をもって感じたことよ。結局その会社からは離れることになった。

大前提|給料未払いは「違法」

まず知っておいてほしいのは、給料の未払いは違法やということ。労働基準法24条の「全額払いの原則」で、会社は決められた賃金を、全額、決められた日に支払う義務がある。「会社が苦しいから」は、払わん理由にはならん。

取るべき対処|順番に

① 証拠を集める

まず、未払いを証明する証拠を残す。雇用契約書・給与明細・タイムカードや勤務記録・振込履歴(入金がないこと)など。後の交渉や申告で、これが効いてくる。

② 会社に請求・交渉する

まずは会社に支払いを求める。口頭やなく、記録の残る形(書面やメール)でやると、証拠にもなる。

③ 労働基準監督署に相談・申告する

労働基準監督署は、無料の相談窓口。法令違反を指導・監督する国の機関で、給料未払いの申告ができる。一人で会社と戦うのが不安なら、まずここに相談するのが現実的よ。

④ それでもダメなら、裁判手続き

最終手段として、支払督促・少額訴訟・労働審判・訴訟といった法的手続きもある。ここまで来ると専門家(弁護士)の力が要るけど、「泣き寝入りするしかない」わけやない、ということは知っておいてほしい。

大事|辞めた後でも、時効内なら請求できる

「もう辞めたから、諦めるしかない」——これは誤解。退職後でも、時効の範囲内なら未払い給料は請求できる。

未払い給料の時効:2020年4月1日以降に支払日が来た給料は原則3年(それ以前は2年)。退職金は5年。(出典は記事末尾)

そして、ひとつだけ現実的な話

正直なところを言うと——会社が本当に潰れてしまうと、請求しても回収が難しくなることもある。やけん、未払いの予兆(遅配)が見えた時点で、「証拠を集めながら、次の動きも考えておく」のが、生活を守る現実的な動き方よ。僕みたいに「実家やったから耐えられた」では済まん人ほど、早めの備えが大事。「ちょっと遅れます」という予兆の段階で何に気づき、どう動くかは、給料が「ちょっと遅れます」は危ないサインの記事に詳しく書いとるけん、あわせて読んでな。

ちなみに僕は、その後ハローワークで次の仕事を見つけて、現場系を渡り歩いていった(その話はこっち)。一つの会社が傾いても、働き方の選択肢はいくらでもある。それも、伝えておきたい。

よくある質問

給料の未払いは違法?
違法。労働基準法24条の「全額払いの原則」に反する。会社は決められた賃金を全額、決められた日に払う義務がある。
辞めた後でも未払い給料は請求できる?
できる。時効内なら退職後でも請求可能。2020年4月以降に支払日が来た給料の時効は原則3年。
どこに相談したらええ?
労働基準監督署が無料の相談窓口。証拠を集めて、会社との交渉、労基署への申告、裁判手続きという順で進められる。

出典

※ 制度や時効は法改正で変わります。個別の請求可否・手続きは、必ず労働基準監督署や専門家にご確認ください。
この記事を書いた人 IT・営業・製造・整備・港湾と、いくつもの仕事を渡り歩き、給料未払いも実際に経験しました。今も港湾で働きながら、人間関係に無理のない現場を探しよります。きれいごとやなく、自分の体験と公的情報だけで書いとります。詳しくは運営者情報へ。