港湾の仕事に向いてる人・向いてない人|やりがいと、テンション下がる瞬間も正直に
「港湾の仕事、自分に向いとるんかな」——求人を眺めながら、そこが一番気になるよね。先に、現場で働きよる僕の結論を言う。向いとるのは①いい意味で馬鹿になれる人 ②人と話せる人 ③肉体労働が苦にならん人 ④少し汚れても大丈夫な人——この4つ。ほんでこの記事では、条件だけやなくて、うれしい瞬間・テンションが下がる瞬間・友達に聞かれたら何と答えるかまで、やりがいの中身を盛らずに書く。しんどい話が多いうちのサイトやけど、今日はちょっとだけポジティブな回よ(笑)。
港湾で一番うれしい瞬間|「事故なく一日が終わった時」
やりがいの話から。僕が一番うれしいのは——事故なく一日が終わった時。
「え、それが1位?」と思うかもしれん。でも、これが現場のリアルなんよ。一吊りで数トン、物によっては数十トン。荷揚げが一日で数千トンになる船もある世界やけん(危険の話はこっちの記事)、全員が無事に帰る一日は、それだけで成果なんよ。派手さはないけど、この感覚が一番に出てくるのが港湾よ。
2番目は、しんどい作業が終わって、積み荷が空になった時。何日もかけて揚げてきた船倉が、最後に空っぽになる。あの瞬間の達成感は、体を使う仕事ならではよ。デスクワークをしとった頃には無かった、「終わりが目に見える」気持ちよさやね。
テンションが下がる瞬間|船の中に入る時(笑)
逆に、テンションが下がる瞬間も正直に書く。それは——船の中に入る時(笑)。
だってさ、これからしんどい作業が待っとるんよ?(笑) 船倉の入口に立った瞬間の「はぁ、始まるか……」という気持ちは、何年やっとっても変わらん。夏は灼熱やし(夏の話)、粉じんもすごいけんね。ここで「そんなん平気!」と書いたら嘘になる。しんどいもんは、しんどい。
あとは、怒られた時(笑)。これも普通に凹むよ。まあ、怒られる中身には意味があるんやけどね(人間関係の記事にくわしく書いとる)。——つまり港湾のやりがいって、「毎日ワクワク!」やなくて、下がる瞬間もありつつ、無事に終えた時にジワッとくるタイプのやつなんよ。
向いとる人の4条件|うちの現場を見てきた実感
ほんじゃあ本題。何年も現場でいろんな人を見てきて、続く人・辞める人の違いはだいたいこの4つに集約されると思っとる。
- ① いい意味で、馬鹿になれる人。細かいことを気にせん、プライドを脇に置ける、大きい声を出すのを恥ずかしがらん——そういう意味の「馬鹿になれる」ね。現場は理屈より先に体と声が要る場面が多いけん、賢く構えるより、ノリよく飛び込める人が強い
- ② 人とコミュニケーションが取れる人。意外に思うかもしれんけど、これが超重要。クレーンの合図、声かけ、チームでの息合わせ——港湾は会話が命綱の仕事なんよ。無口な職人の世界やと思っとると、ちょっと違う(声が命の話はこっち)
- ③ 肉体労働が苦にならん人。体は1ヶ月もすれば慣れるけど、「そもそも体を動かすのが嫌い」やと毎日が苦行になる。逆に、体を動かして飯がうまいタイプなら天職よ
- ④ 少し汚れても大丈夫な人。石炭の日は、風呂に入るまで真っ黒よ(笑)。「汚れるのだけは無理」という人は、正直きつい
向いてない人|逆を言えばこうなる
4条件をひっくり返すと、向いてない人も見えてくる。プライドが邪魔して声を出せん人。人と関わりたくない人。体を動かしたくない人。汚れが絶対に嫌な人。あとは港湾の総合記事にも書いたとおり、上下関係が極端に苦手な人、暑さ寒さがどうしても無理な人もしんどいと思う。
ひとつだけ補足しとくと、「向いてない=ダメ人間」やないけんね。僕はパソコンの仕事が向いてなくて現場で生き返った人間やけん(その話はこっち)、合う場所が違うだけというのは、身をもって知っとる。
友達に「港湾どう?」と聞かれたら、何と答えるか
最後に、この質問に答えて締めるね。もし友達に「港湾ってどうなん?」と聞かれたら、僕はこう答える。
まず、仕事の内容をありのまま説明する。ええ面もしんどい面も全部。そのうえで——「お金が欲しくて、人間関係を我慢できるんやったら、行ったらええ」と言うと思う。給料はちゃんとしとるけん(給料のリアルはこっち)、あとは対人の摩擦に耐えられるかどうかが分かれ目やけんね。
……ただし、正直に白状しとく。ありのまま言うんやけど、しんどいことだけは、少しだけ盛って話すと思う(笑)。覚悟して入ってきた方が、絶対に続くけんね。このサイトも同じスタンスよ。ええことは盛らん、しんどいことは隠さん。それで「それでも行ってみるか」と思えた人は、たぶん向いとるよ。
よくある質問
港湾の仕事に向いとるのはどんな人?
港湾のやりがいは?
きつくて辞めたくならん?
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