港湾の仕事は何がきつい?|数時間スコップの日より、続くのは人間関係やった
「港湾の仕事って、きついんやろ?」——よう聞かれるやつよ。現役の僕の答えは、作業は思ったより楽。でも、きつい日はほんまにきつい。そして一番きついのは、作業やなくて人間関係。この記事では、僕が一番きつかった日のことから順番に、何がどうきついんかを正直に書く。腰と体力の話は別の記事にまとめとるけん、ここでは「仕事のきつさ」そのものの話をする。
一番きつかった日|数時間、ずっとスコップやった
今までで一番きつかったのは、船の壁の形がいつもと違っとった日。形が違うと、貨物を人力で出さんといかん所が出てくる。しかも、その荷はバラ物やった。
バラ物いうのは、箱にも袋にも入っとらん、そのままの荷のこと。吊れんし、抱えられん。スコップでしか出せん。
やることは一つ。重機で移動できる所まで、貨物をスコップで出す。これを数時間、ずっとやる。
昼間の船内は体感40度|僕は暑い時期が一番いきつい
季節で言うと、僕は寒さに強いほうやけん、きついのは暑いとき。昼間はほんまにやばい。船内は体感で40度くらいある(あくまで体感な)。暑さの話は港湾の夏の記事にくわしく書いとる。
帰り道、コンビニの駐車場で寝て帰った
きつい日は、仕事が終わっても終わらん。帰り道、運転しとって居眠りしてしもうたことがある。すぐ近くのコンビニの駐車場に入って、寝てから帰った(笑)。
笑うて書いとるけど、これだけは真似せんといて。眠いと思ったら、早めに車を止めて寝る。現場の眠気の話は眠気の記事にもあるけど、運転中は自分だけの問題やないけんな。
それでも、作業は思ったより楽やった
ここまで読むと地獄みたいやけど、正直に言うと、港湾の作業は思ったより楽やった。入る前は、もっとしんどくて、ずっと動きっぱなしのイメージやった。それが案外、楽やった(笑)。
じゃあ何がきつかったかというと、8時間ずっと船内におって作業をしとったこと。一つひとつの動きより、そこにおり続けることのほうがこたえた。
一番きついのは、入った頃から今も人間関係
ほんで、ここが本題。何が一番きついかと聞かれたら、正直、入った頃から今まで、ずっと人間関係よ(笑)。
理由は単純で、作業は1日で済むけど、人間関係はその人と関わり合う限りずっと続く。スコップの日は、終われば終わる。でも人間関係は、次の日も、その次の日もある。
誤解せんでほしいんやけど、港湾の人間関係の記事に書いたとおり、怖い人ばっかりという話やない。人が悪いかどうかより、「ずっと続く」ことがきついんよ。
「辞めたい」は、ずっと思っとる
「辞めたいと思ったことは?」と聞かれたら、答えはずっと思っとる、やな。理由は、基本は人間関係が面倒くさくなること。それと、周りの環境。あと、この仕事を60歳まで続けていく自信がない。
あと、ちょっとした事故があったときは「こんな危ない目をしてまで、この仕事やりたくないな」と思う(港湾の危なさの記事)。でも、これがまた、すぐ忘れてしまうんよな(笑)。
それで、なんで次の日も行くんかというと、きれいな話はない。お金がないと、仕事は辞められん。やけん頑張る。家族のためかな。辞めたいのに辞められん話にも書いたけど、これは根性の話やないと思っとる。
辞めていく人の理由も、やっぱり人間関係
これまで見てきた限り、辞める理由で一番多いんは人間関係やと思う。これは港湾に限らん。どこの会社でも同じよ。僕はいくつも仕事を渡り歩いてきたけど、そこは変わらんかった。
きつい日の乗り切り方|何も考えん、振り返らん
立派な方法があればええんやけど、僕のは、これだけ。
- 何も考えん
- 振り返らん
- きつかった日のあとは、何か食べて帰る
以上(笑)。でも、きつい最中に「あとどれくらい」「なんでこんなことを」と考えだすと、余計にしんどい。やけん、考えん。
きつさと給料は釣り合うんか
僕は40歳くらいで年収約500万。中身は、基本、残業代で稼いどる感じよ。
で、釣り合うかどうか。ここまできついきつい言うといて何やけど、正直な感想は、だいぶ作業者が楽をしとる感じかな、と思ってしまう。工場と港湾の給料の比較も合わせて読むと、そのへんの感覚が分かると思う。
結論|体より先に、人間関係を見といたほうがええ
- 作業は入る前の想像より楽やった
- ただし、人力でスコップの日や、8時間ずっと船内の日はほんまにきつい
- 暑い時期の昼間の船内は体感40度
- 一番きついのは、入った頃から今も人間関係。作業は1日で済むけど、人は続く
- 辞めたいと思っても、お金がないと辞められん。それが正直なとこ
港湾のきつさを調べとる人は、体力の心配をしとる人が多いと思う。もちろんそれも大事やけど、長く続くきつさは、たぶん人のほう。これは港湾に限らんけどな。
よくある質問
港湾の仕事は、やっぱりきつい?
港湾の仕事で一番きついのは何?
きつい日はどうやって乗り切っとる?
現場を続けながら考える道として、こういう選択肢も。「現場で経験を積んだ先に、施工管理(現場監督)へキャリアアップする」という道もあります。職人・現場作業員から施工管理を目指す人向けの転職支援サービスです。のぞいてみるだけでも。
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